第六大陸

なんかいいSF本は、と探している時期に良い評判をいくつか見たので購入を決意。著者は小川一水。あまりSFに詳しくなく、聞いたことがない。

調査:
表紙裏の概要からして、
「サハラ、南極、ヒマラヤ、深海。極限環境下での建設実績を持つ日本の建設業者の次なる建設地は月」
プロジェクトXジャンスカ
あの番組が好きではない自分にとってちょっと足踏み。しかも全2巻。迷ったけれど、買わずに後悔するより(ry
購入。

分析:
このジャンルはなんだろ。SFかな。他にもスペース・オペラとか、ハードSFとかあるようだけど、まあ、SFなんでしょうね。でもハヤカワSFではないのね。
あ、表紙と冒頭の挿絵、プラテネスやヴィンランド・サーガの幸村 誠なんだ。

冒頭:
後鳥羽建設に勤務の主人公は、建設に携った多目的深海施設の落成式に向かう客船「リヴァイアサン」に違和感を覚える。
スタッフでもある主人公は客船内を調査する中で、小学生ほどの少女と老人の客に呼び止められる。
少女も気づいたという違和感に疑念が大きくなる中、ついにそれは…!

感想:
オススメ。
主人公の少女・妙はいわゆる天才。最初はちょっとキャラが真賀田四季だけど。
主人公の社員は特に非凡な才能があるでもないけど有望な青年。ちょっと影が薄いような。
そんな主人公たちの光に影になるカリスマ社長、技術屋、クールな上司。ライバルetc...
様々なハードルとトラブルを乗り越えて竣工される「第六大陸」をぜひ他の人にも目の当たりにしていただきたいところ!