本の天(あたま)部分のアンカットについてググったけどよく分からん
さよなら絶望放送の第何回だったかで、パーソナリティの神谷浩史さんが文庫のギザギザ部分と中の紐について話していたのが結構印象的だった。
で、今日。新潮文庫の五分冊のあの本高っけーなーオイ、とか思いつつ天のギザギザがふと、なんて名前だったんだっけ、と思ってググってみた。
どちらかというと、埃は天の部分をギザギザ(アンカット)にしておいた方が溜まるけど、新潮文庫があえてそうしているのは文庫にも中の紐(スピン)をつけるため、ということだった。
へぇーと思ったけど、スピンのついていない角川とか早川はどうなんだろう。
これについては大雑把に言って、
製本コスト削減のため天の部分をアンカットのままにしている。(新潮文庫)
という話と、
デザインとしてあえて天の部分をアンカットにしている。(岩波文庫)
という話があるらしい。
へぇ。
個人的には、
昔:コスト削減のため天のアンカット
今:製本によっては、天を平らにしてもスピンをつけることが可能になったけど、文庫にスピンをつけるためや、デザインのために、あえて天のアンカット
という印象を持った。
あと、埃うんぬんについては、アンカットの方が天に埃が浮くから本棚に入れていても払いやすい。天が平らだと埃の固まりが棚に降りたり、最悪表紙の間や、中に入り込むことがアンカットに比べて起きやすい。ってどっかで見聞きした覚えがあるけど。
まあ、今時は家に本棚があるほうが珍しいから確認しづらいんだろうなぁと思う。
参考:
http://www.japanlink.co.jp/dtpjiten/
図解DTP用語辞典
http://www.bbc-web.com/hyakka/5/kaisetu.html
本の名称
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/bun/mametisiki.html
編集部だより 岩波文庫編集部
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111646601
昔、岩波だか中公だかの文庫のしおりに、本の部分別呼び名が書いてあったことを思... - Yahoo!知恵袋
http://www.1101.com/shincho/05-04-18.html
ほぼ日刊イトイ新聞 - 新潮文庫のささやかな秘密。
http://girled.net/archives/000804.html
HuntingGirledCollective: 文庫本の紐とデコボコ